アマゾンのKindle(キンドル)は、手軽に電子書籍を出版できるサービスです。しかし、文章を書くのが苦手な方は、出版自体を諦めてしまっているのではないでしょうか?
今回は、初心者でも文章がカンタンに書ける『5つのコツ』を教えます。
ぼくはWebコピーライター歴3年、Kindleの『コンピューター・IT売れ筋ランキング』で1位になりました。その経験を活かして、初心者にも分かりやすい文章の書き方を教えます。
目次
まずは結論を書く!
前フリがダラダラと長い文章は、読者に伝わりません。そのため、読まれない文章になってしまいます。そこで、まずは最初に結論を書きましょう!
そのため、PREP法を使ってみましょう!PREP法とは、文章構成のフォーマットで、下記の頭文字を表しています。
- P=Point(結論)
- R=Reason(理由)
- E=Example(事例)
- P=Point(結論を繰り返す)
PREP法は、ブログやビジネス文書などにもよく使われるテクニックです。相手に簡潔で、分かりやすく伝わるため重宝されています。
P=Point(結論)・・・最初に結論を書く。
R=Reason(理由)・・・結論に至った理由を説明。「なぜなら」を使うと、より伝わりやすい
E=Example(事例)・・・事例や具体例を用いる。「例えば」を使うと分かりやすい。
P=Point(結論を繰り返す)・・・最初に書いた結論をもう一度書く。「まとめ」として要点を伝える。
『結論→理由→例→結論』の順番を意識するだけで、おどろくほど相手に伝わりやすくなりますよ。
「こと」、「なか」禁止!具体的にあらわす
「こと」、「なか」というのは、文章でよく使いがちな言葉ですよね?しかし、抽象的な表現のため、より具体的な文章に修正が必要です。
例題
彼は上司から嫌いなことには手を抜こうとすると見られている。
例題の文章について、『彼』は何が嫌いなのか、ハッキリと分かりませんよね?そのため、より具体的表現に変えてみましょう!
具体的な表現
彼は上司から嫌いな仕事には手を抜こうとすると見られている。
いかがですか?彼が嫌いなのは、仕事だと明確化されましたよね?
例題
多くの店舗が競争するなかでA社は客に最も支持されている。
上記の例題では『多くの店舗』が、どんな競争市場で支持されているのか分かりません。
具体的な表現
多くの店舗が競争する居酒屋の市場でA社は客に最も支持されている。
上記の表現では、居酒屋の市場という具体的な表現を用いたことで、競争している業界が明確化しました。
「こと」や「なか」などの抽象的なワードを使わず、より具体的な表現に変えれば、読者に伝わりやすい文章になります。
句読点や接続詞を効果的につかう
句読点や接続詞が多すぎると、文章は読みにくくなります。余計な句読点や接続詞を省いて、シンプルに読みやすくしましょう。
例文(Before)
ところで、毎日が、仕事と家の往復で、出会いのなかったぼくですが、婚活サイト◯◯を1ヶ月お試しでつかったところ、なんと、5年ぶりに、彼女ができました!
また、お互いの実家にも行き合う関係で結婚も間近です。
例文(Before)は、句読点が非常に多くて読みづらくないですか?また、接続詞を入れているため、1つの文章が長すぎます。
例文(After)
毎日が仕事と家の往復で、出会いのなかったぼくですが、婚活サイト◯◯を1ヶ月お試しで利用してみました。
なんと、5年ぶりに彼女ができました!
また、お互いの実家にも行き合う関係で結婚も間近です。
例文(After)は句読点を減らし、文体をスッキリさせています。
また、接続詞の「ところで」などを省略し、1つの文章を短くしました。
ユーザー目線で文章を書こう
自分中心の視点で文章を書くと、独りよがりな本になってしまいます。そのため、読者の心に伝わりません。キンドル出版する際は、読者目線に立った情報を記載しましょう。
例文(Before)
私は毎月、ライティングセミナーを開催しています。
メルマガで告知させていただきますので、ご興味ある方はぜひ、
ご参加くださいませ!
例文(Before)は『メルマガで告知』と記載しているため、今すぐ知りたい読者にとっては面倒くさく感じます。そのため、書き手目線の文章だと言えます。
例文(After)
私は毎月、ライティングセミナーを開いています。
毎週土曜日の19時から、〇〇会館にてセミナーを開催予定です。
ご興味ある方はぜひ、ご参加くださいませ!
例文(After)は、日時・場所の情報を記載しました。わざわざメルマガ登録しなくても、すぐに情報を知れるため、ユーザーに優しい告知ですね。
漢字は『ひらく』?むずかしい漢字は書くな!
漢字を『ひらく』とは、難しい漢字を誰でも読める『ひらがな』に変換するという意味です。漢字をひらく理由は、難しい漢字を書くと、読者に読んでもらえない可能性が上がるからです。
たとえば、『貴方』・『予め』・『敢えて』といった漢字は、人によっては読めない場合があります。ですから、読みやすくするため『あなた』・『あらかじめ』・『あえて』という感じでひらがなに変換しましょう。
また、ひらがなをカタカナに変換するのも有効な手段のひとつです。
たとえば、『おすすめ』・『かんたん』・『きつい』を『オススメ』・『カンタン』・『キツイ』などと言った様に変換すると読みやすくなります。
まとめ
今回は、文章で重要な5つのポイントを紹介しました。
PREP法で結論→理由→例→結論の順番を意識し、短く要点のまとまった文章にします。「こと」や「なか」などの抽象的な表現を使わず、より具体的な表現に変えます。
また、句読点や接続詞が多すぎると、文章は読みにくくなります。余計な句読点や接続詞を省いて、シンプルにスッキリさせましょう!
あとは読者目線で必要な情報を記載し、読みにくい漢字を省いて視認性を上げましょう。これであなたも文章能力が上達しますよ!
それでは、また!