Kindleは個人でも、手軽に電子書籍が出版できるサービスです。いよいよ、原稿も完成したし、出版しようとしたときにKDP(Kindle出版の管理画面)で、キーワードの入力を迫られます。
しかし、どんなキーワードを入力すればいいか迷いませんか?じつは、Amazon内で有効なキーワードと避けるべきポイントがあります。この内容は、KDPのヘルプページにも記載されており、必ず守るようにしましょう。
キーワードを活用すれば、タイトルや内容紹介では記載できない情報を入力できます。そのため、読者がAmazon内で本を見つけやすくなります。
目次
キーワードの更新とコツ
まずは、KDPのアカウントにサインインします。画面上のタブから【本棚】を選択、【電子書籍また有料マンガ】をクリックします。
すでにキンドル本を出版していれば表紙の画像をクリックし、【Kindle本の詳細】を選択します。キーワードは、最大7つまで入力が可能です。
また、キーワードは文字数の制限があります。なるべく、短いフレーズを使うように気をつけましょう。
キーワードから読者のニーズを想像する
キーワードは、ただ単にそれっぽいワードを並べても意味がありません。読者の立場になって、どのような検索をするか『読者のニーズを想像する』必要があります。
じつは、Amazonの検索バーに読者のニーズが隠されています。まず、検索バーに基本となるキーワードを入力します。すると、検索フィールドの下にドロップダウン表示されます。ドロップダウンの表示は、読者がよく検索しているキーワードです。
出版する前に、Amazon で検討しているキーワードを使用して検索してください。関係ない結果が表示される場合や、表示された結果が適切でないと思われる場合は、キーワードを変えてみます。検索する際に、「検索」フィールドのドロップダウンに表示される候補キーワードを確認してください。
たとえば、ぼくの出版したKindle本の場合です。ワードプレスでブログを構築するマニュアル本です。『ブログ』というワードで検索すると、ドロップダウンに候補キーが表示されました。
さらに『ワードプレス』というワードで絞り込みをかけます。すると、下記の候補キーが表示されます。
そして、検索候補から自分のキンドル本に最適かつタイトルや説明文に含まれてない。ワードを抽出します。
関係のない結果が表示される場合や、表示された結果が適切でないと思われる場合は、キーワードを変えてみましょう。上記のキーワードから、自分のKindle本に関連が深い言葉を選びました。
- 書き方
- アフィリエイト
- 始め方
- 記事
- レッスンブック
- はじめて
- 教科書
この様にキーワード選びは重要なポイントとなります。
キーワード入力でやってはいけない9つのポイント
キーワード入力で避けるべきキーワードがあります。この内容はKDPの公式ヘルプ画面にも記載されています。ポイントは9つあるので、注意しましょう。
本のメタデータ に示されている情報
本のメタデータとは、タイトル・説明文・著者情報などを指します。これらの情報とキーワードが被っていたら、単純にもったいないですよね?そのため、メタデータとキーワードは被らないようにしてください。
品質に関する主観的な主張
品質に関する主観的な主張とは、『過去最高の本』など根拠がない言葉を指します。誇大広告になってはいけないということですね。
時間に関する言及
Amazon内では、新刊・販売中・配信中などの表記は避けましょう。これらの言葉は、SNSで発信するときに使えばよいでしょう。
カテゴリーに含まれるほとんどの商品に共通する情報
Kindle本の場合は、『本』といったキーワードが該当します。
スペル ミス
単純に英語の記入ミスなどはしないようにしましょう。
スペース、句読点、複数形のゆれ
少し分かりにくいのですが、ヘルプに記載された内容を元に説明します。まずは、スペースと句読点についてです。
たとえば、『80GB』と『80 GB』では、間にスペースの有り・無しという違いがあります。スペースや句読点などを入れると、意味合いが変わるため気をつけましょう。
つぎに複数形のゆれについてです。『computer』と『computers』では、単数と複数形の違いがあります。自分のキンドル本では、どちらのキーワードが適正か見極める必要があります。
その本に関係のない情報
出版したKindle本に関係のない情報を記載してはいけません。たとえば、関係がない著者の名前を入力するなどがそうです。
なぜなら、読者が混乱する可能性があるからです。読者の誤解を招くようなメタデータは、避けましょう。
検索語での引用符の使用
引用符とは、引用などであることを示すためにつける符号を指します。“ ”クォーテーションマークとも呼ばれています。
たとえば、キーワードに“ワードプレス”と入力するのではなく、ワードプレスと記載する方が良いのです。あと、「」と言ったかぎ括弧なども避けたほうが良いでしょう。
Amazonプログラムの名称
Amazonのサービスである『Kindle Unlimited』や『KDP セレクト』と言った、プログラム名はキーワードとして避けましょう。
まとめ
KDPのキーワードは、Kindle本を検索してもらうために重要な箇所で、読書のニーズをくみ取る必要があります。
KDPのルールを理解して、避けるべきキーワードを把握しましょう。まずは、あなたのキンドル本に適したキーワードを見つけてください。
それでは、また!